5月上旬、天然記念物に指定されている吹割の滝に行ってきました。有名だとは知らずに訪れたので、実際に見た滝の迫力にびっくりしました。雪解けと前日の雨が重なり、水量が多く水しぶきもすごくて、近くにいるだけで涼しく感じるほどです。この記事では、これから訪れる方に向けて、実際の滞在時間や駐車場の混雑状況、歩いてみてわかった注意点など、リアルな体験をもとに詳しくご紹介します。
吹割の滝とは
群馬県沼田市にある吹割の滝は、高さ約7m、幅30mの大きな滝で、「東洋のナイアガラ」と呼ばれる迫力スポットです。片品川の流れが岩盤を削ってできた独特の形状が特徴で、国の天然記念物にも指定されています。

吹割の滝|基本情報
住所 | 群馬県沼田市利根町追貝 |
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アクセス | 関越自動車道「沼田IC」から約40分 |
JR上越線沼田駅から関越バス老神温泉経由、鎌田・尾瀬戸倉・大清水方面行に乗り、吹割の滝で下車、約55分。 | |
駐車場 | 有 |
見学 | 自由(遊歩道は夜間通行止め) |
料金 | 無料 |
駐車場情報|無料で停めるなら朝がおすすめ!

今回は市営の無料駐車場を利用しました。朝9時頃はまだ余裕がありましたが、戻ってきた11時前には満車になっていました。無料駐車場は台数が少ないので、確実に停めたいなら午前中がおすすめです。徒歩10分ほどで吹割の滝入り口に到着します。
吹割の滝周辺の駐車場は3種類の料金形態があるので注意が必要。
①無料駐車場(市営・お土産屋さん提携)
②有料駐車場(滝近く、普通車500円前後)
③商品券等交付による駐車場(駐車料代わりにお土産券販売)
吹割渓谷の散策へ!雪解け+雨で水量MAXの迫力
散策コースと所要時間
吹割の滝がある流域は吹割渓谷と呼ばれ、鱒飛の滝や吹割橋など吹割の滝以外にも見どころがあります。

吹割渓谷の散策コースは一周30〜60分が目安ですが、私は景色に見とれながら歩いたので1時間30分かかりました。

入り口を抜けてすぐに聞こえる轟音。最初に見えるのは鱒飛の滝です。
5月の雪解けと前日の雨の影響でかなりの水量が増しており、水の流れの速さや落下する音が迫力満点でした。

吹割渓谷の散策注意点

水際は足元は濡れて滑りやすい箇所があり、場所によっては手すりも柵もない場所もありました。人とすれ違うほどのスペースはありますが、風景に見とれていると危険なので、歩くときはしっかり足元に注意が必要です。スニーカーや滑りにくい靴をおすすめします。
鱒飛の滝から約5分程で吹割の滝に着きます。途中には「般若岩」という岩がありますが、足元に集中していたせいでスルーしてしまいました…。皆さんはぜひチェックしてみてください。

吹割の滝も水量が通常よりも多く、近づくだけで服やカメラにミストがかかるほどで、真夏じゃなくてもひんやり感じました。吹割の滝の先にある千畳敷があるのですが、水量が多すぎて埋もれていました。

浮島橋からの景色はまさに絶景でした!新緑が映えるこの時期でも十分美しいのに、紅葉シーズンはさらに幻想的な光景が広がりそうです。

橋を渡った先には、ひっそりと佇む浮島観音と観音堂があります。静かな空気に包まれ、ちょっとしたパワースポットのような雰囲気を感じました。

さらに進むと、吹割橋を渡り、緑に囲まれた遊歩道へ。ここからは3つの観瀑台を巡ることができます。第一観瀑台からは滝全体を見下ろせますが、スマホだと迫力がうまく映らないほどスケール感があります。

近くで感じたゴウゴウという水音とはまた違い、ここでは静けさの中に響く滝音と、眼下に広がる景色の対比がとても印象的です。下から見る迫力とは別の、ダイナミックさと優雅さを同時に楽しめます。
まとめ
今回は5月の雪解けと雨の影響で特に水量が多く、迫力ある姿を楽しめましたが、季節によってまた違った表情を見せてくれそうです。遊歩道は思った以上に足元に注意が必要でした。景色を楽しみながら、気を付けて歩くのをおすすめします。
駐車場の混雑状況や所要時間など、リアルな体験をもとに書いてみたので、これから訪れる方の参考になれば嬉しいです。ぜひ季節ごとの吹割の滝の魅力を味わってみてください!